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いちき串木野市は鹿児島県の西部に位置する市です。市の西部は東シナ海、東部は南九州の古代山岳仏教発祥の地である冠岳に囲まれています。また市内には温泉も湧出しており、さまざまな自然環境に恵まれています。
特産品
いちき串木野市はさつま揚げ発祥の地で、古くから水産練り製品加工業が営まれる地です。鹿児島ならではの地酒や豆腐を使って作られるものもあります。生産業者も多数あり、全国に向けて出荷されています。その他遠洋マグロ漁やしらす漁も盛んです。まぐろラーメンなどのオリジナルの加工品も生産されています。
また、焼酎の生産も行われており、大和桜酒造や白石酒造など、市内に6社の酒造会社があります。
さらに、いちき串木野市内にはいちごやぶどう、ブルーベリーなどの農園が点在しており、多くの果実が栽培されています。
薩摩の偉人たちゆかりの地
鎖国中の1800年代、藩命を受け森有礼や五代友厚ら薩摩藩の人々が西洋の技術を習得するために、現いちき串木野市の羽島沖から英国に向け密航しました。帰国した留学生たちは、日本の近代化に大きく貢献しました。現在は羽島地区に「薩摩藩英国留学生記念館」が建立され、留学生の偉業が紹介されています。