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鹿児島県枕崎市は、薩摩半島の南西部に位置する、東シナ海に面した港町です。日本最南端のJR始発・終着駅である「枕崎駅」があります。年間の平均気温は18度、年間降水量は2000ミリと温暖で多雨な気候です。
特産品
枕崎市を代表する特産品はかつおです。枕崎漁港ではかつおが年間5万トン水揚げされており、かつお節の生産量は日本一(平成29年実績)です。かつお節やかつおのタタキが有名ですが、近年ではかつおラーメンなどの加工品も登場しています。
焼酎も特産品のひとつです。枕崎市には「黒白波」「神の河」などを製造・販売する薩摩酒造があります。原料であるさつまいもは地域で作られ、製造や出荷までを一貫して行っています。また、さつまいもを使った地ビールも展開しており、芋の風味を残した独特の味わいです。
温暖な気候を利用し日本茶の栽培もさかんです。枕崎市内には現在39の茶工場があり、市内各所にお茶畑が広がっています。日本茶だけでなく、紅茶の栽培も行っています。
ウミガメが産卵に訪れる枕崎
鹿児島県は絶滅危惧種であるウミガメが日本一産卵に訪れる地域であり、枕崎市の白沢海岸にも毎年ウミガメが産卵に訪れます。また白沢海岸は白砂のきれいな砂浜が広がり、高台から眺める水平線の景色は圧巻です。