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藤井寺市は大阪府の南東部にあり、大阪府内の市で一番小さな面積ですが、人口密度の高い市です。大和川と石川が流れ、ほぼ平坦な土地で、藤井寺インターチェンジや近鉄南大阪線があり、交通の要所となっています。
特産品
藤井寺市はいちじくの産地として有名です。生果はもちろんおいしいのですが、柔らかいので保存したり運搬したりすると傷みやすいのが難点です。しかし最近では洋食のソースとして加工されたり、いちじくジャムやいちじく大福なども農産物直売所で販売されたりしています。
日本酒も、おいしい地酒があります。藤本雅一酒造醸では、自然豊かな山からの良質な地下水を利用して清酒造りを行っており、現在も「清酒 冨士正」などを造り続けています。
和菓子の材料として使われる、道明寺粉も有名です。菅原道真公が太宰府への左遷時、道明寺の住職だった伯母の覚寿尼(かくじゅに)が、毎日九州に向かってお供えしたご飯を人々に分け与えると病気が治ると評判になり、乾燥貯蔵されたのが道明寺粉のはじまりと言われています。
かすうどんは、南河内のご当地グルメです。「かす」は牛の小腸などのホルモンを低温で揚げた油かすのこと。カラッとした食感ですが独特な歯ごたえがあります。
見どころ
多くの古墳や寺社、古代遺跡があり、古市古墳群、葛井寺、道明寺、道明寺天満宮、国府遺跡、修羅(しゅら)などが有名です。 大和の藤井安基が葛井寺の大修理をしたことから藤井寺ともいうようになり市名となりました。