山形県新庄市は、東北地方の中心部に位置し、四方を山々に囲まれた盆地です。
美しい自然と四季折々の変化を楽しめるほか、日本有数の豪雪地帯であり、寒暖差が大きいことから農作物が美味しく育つ環境が整っています。
今回は新庄市役所の方に、ふるさと納税オススメの返礼品や新庄市の魅力について伺いました。
総合政策課 広報・地域づくり推進室
柿﨑 恭平(かきざき きょうへい)さま
ふるさと納税に関わる業務全般を担当。
その他、広報紙制作やホームページの管理といった、広報業務も兼務。
山形県新庄市は、東北地方の中心部に位置し、四方を山々に囲まれた盆地です。
美しい自然と四季折々の変化を楽しめるほか、日本有数の豪雪地帯であり、寒暖差が大きいことから農作物が美味しく育つ環境が整っています。
今回は新庄市役所の方に、ふるさと納税オススメの返礼品や新庄市の魅力について伺いました。
総合政策課 広報・地域づくり推進室
柿﨑 恭平(かきざき きょうへい)さま
ふるさと納税に関わる業務全般を担当。
その他、広報紙制作やホームページの管理といった、広報業務も兼務。
新庄市には、お米をはじめとする農作物や、雪深い冬の手仕事として文化や技術が培われた工芸品、高い品質を誇る工業品など、魅力的な特産品がたくさんあります。しかし、このような特産品を市外にPRするノウハウやお金が不足している状況でした。「何か良い方法はないものか……」と考えていたことが背景にあり、ふるさと納税を活用することにしました。
ふるさと納税は、単なる寄附金集めの制度としてではなく、新庄市の魅力的な特産品を全国の方に伝え、新庄市のファンを増やしていくための情報発信媒体と捉えています。今後も、ふるさと納税を有効活用し、新庄市の魅力をPRしていきたいと考えています。
いただいた寄附金によりさまざまな事業の進捗を図ることができるようになったことはもちろんですが、それ以上に新庄市と継続的なつながりを持つファンの方と関わる機会が得られたことが一番大きな変化だと思います。「毎日おいしいお米を食べています!」「今度新庄に行ってみたいと思います!」など心温まるメッセージをいただくこともあり、地域外の方々とつながりを持てたことが、寄附金以上に価値のある財産を得られたと感じています。
また、新庄市の魅力を発信するためには「どんな特産品が良いのか」「どんな伝え方をすれば良いのか」お礼品を開発・提供してくださる市内の事業所さんをはじめ、官民が連携して日常的に考える環境ができました。今までは市役所の机上の空論にすぎなかったことも、生産者や加工者と密接に関わりがある方々の考えを伺うことで、大変勉強になっています。事業所さんも、利益獲得のためだけではなく、いかにして地域の魅力を伝えることができるか、真剣に考えてくださっています。
寄附金は、「産業の振興」「医療や福祉の充実」「教育・文化・スポーツの振興」「社会生活基盤の充実」「環境の保全」「地域づくり」の6つのなかから寄附者の方に指定いただいています。
平成30年度は、未就学児から中学3年生までの入院・外来費を無料とする「子育て支援医療給付事業」、遠距離通学の児童・生徒へ支援を行う「通学手段確保対策事業」など、24の事業を推進するために活用いたしました。
新庄市は夏と冬の寒暖差が大きく、冬は毎年100~200cmの最大積雪深となる豪雪地帯です。この環境が作物の生きる力を高め、栄養を蓄えます。また、新庄は盆地に位置するため、春になれば豊富で清涼な雪解け水が土壌に流れ込み、田畑に栄養を与えてくれます。
お米であれば、ブランド米として高い評価を得ている「つや姫」、つや姫の弟分として平成30年にデビューした新たなブランド米「雪若丸」、新庄の家庭では長い間親しまれ食べられている「はえぬき」がオススメです。豊かな自然の恩恵を受け、丹精込めて作ったお米は、返礼品を受け取った方からも「おいしい!」と評判です。
また、自然の恵みの中で育ったのはお米だけではありません。
山形が生んだ高級ブランド牛「山形牛」も長年のノウハウを持った市内の生産者さんが手塩にかけて成育しています。
夏冬の激しい気温差の中で肥育された山形牛は、キメの細かい肉質とまろやかな脂身が特長です。
すき焼きやステーキ、お好みの食べ方ができるよう、さまざまな種類でご用意しています。ぜひご賞味ください。
地元農家と協力し、地元産にこだわり飼育した、新庄の新ブランド「山形さくらんぼ鶏」もぜひ注目いただきたい一品です。
山形の名物である「さくらんぼ」と山形県産飼料米の「ふくひびき」を、食べてのびのびと育った鶏肉は、まるでさくらんぼの甘さをそのまま宿したかのような、ジューシーさ。
やわらかな肉質で、知る人ぞ知る美味しさです。
6種類のスモークチップで燻製にしたスモークチキンは、おつまみにもぴったりですよ。
新庄市の返礼品の一覧はこちら
春夏秋冬を通してさまざまな魅力がありますが、最もオススメしたいのが「新庄まつり」です。260余年の歴史を持つお祭りで、宵まつり・本まつりに絢爛豪華を競う「山車パレード」、古式ゆかしい「神輿渡御行列」、新庄城址で踊られる風雅な「萩野鹿子踊」「仁田山鹿子踊」といった、藩政時代をしのばせる歴史絵巻が繰り広げられます。
平成28年にはユネスコ無形文化遺産に登録され、世界に認められるお祭りへと発展しました。東北の夏を締めくくるお祭りとして、毎年8月24日~26日の3日間開催されています。東京から「山形新幹線つばさ」1本で来ることができますので、ぜひ一度、足を運んでいただければと思います。
※通常「山車」は「だし」と読むが、新庄では「やたい」と読みます。
この記事を読むまで、「新庄市という自治体があることすら知らなかった!」という方が多いと思いますが、この記事を通して新庄市について少しでも知っていただけたら大変嬉しいです。ふるさと納税していただける・いただけないに関わらず、ここまでご覧いただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。
「つや姫」は私も大好きなお米の品種ですが、寒暖差が大きく、豊富な雪解け水で育った新庄産のお米は、より一層美味しく感じられそうです。さくらんぼを食べている山形さくらんぼ鶏も、今回の取材を通して初めて知りました。豊かな自然で育った特産品は、今回紹介したもの以外にもたくさんあります。新庄産のアスパラや新庄最上の蕎麦など、気になるものばかりです!
またユネスコ無形文化遺産に登録されたお祭りがあることも、まちの誇れるものの一つだと思います。
260年もの長い歴史のあるお祭りを地元住民の方が大切に守り、盛り上げてきたことを思うと、日本人なら一度見ておきたいお祭りだと思いました。ぜひ、みなさんも新庄市へ足を運んでみてはいかがでしょうか。