北海道の東部、釧路の隣に位置する白糠町。
北海道海鮮紀行いくらなどの豊富な海産物をはじめ、エゾ鹿肉や羊肉、チーズなど、山へ目を向けても美味しいものがたくさん揃う、食と食材のまちです。
今回は白糠町役場の方に、ふるさと納税に関するインタビューをさせて頂きました。
白糠町役場 企画財政課 参事
佐々木 康行(ささき やすゆき)様
返礼品の選定や関連業者との打ち合わせなど、ふるさと納税担当としてまちの魅力をPRしています。
北海道の東部、釧路の隣に位置する白糠町。
北海道海鮮紀行いくらなどの豊富な海産物をはじめ、エゾ鹿肉や羊肉、チーズなど、山へ目を向けても美味しいものがたくさん揃う、食と食材のまちです。
今回は白糠町役場の方に、ふるさと納税に関するインタビューをさせて頂きました。
白糠町役場 企画財政課 参事
佐々木 康行(ささき やすゆき)様
返礼品の選定や関連業者との打ち合わせなど、ふるさと納税担当としてまちの魅力をPRしています。
No | 自治体名 | 寄付金額 |
1 | 北海道海鮮紀行いくら | 1.2万円 |
2 | エンペラーサーモン | 1万円 |
3 | 大手百貨店も扱う数の子 | 1.2万円 |
4 | しらぬか産ししゃも | 1万円 |
太平洋に面した白糠町は、1年を通してさまざまな海産物が水揚げされ、ししゃもや毛ガニ、柳ダコなど、豊洲市場でも高値で取引されるものが豊富にあります。海産物だけでもオススメを挙げればキリがないほどですが、白糠町の魅力は海のものだけではありません。
日本一の羊飼いとも呼ばれる羊農家や、洞爺湖サミットの初日の晩さん会でメインディッシュになった羊農家、地元の生乳を使ったチーズ工房、優秀なハンターが獲る新鮮なエゾ鹿肉など、山へ目を向けてもさまざまな食材が揃っています。まちの一番の魅力でもある、食と食材をきっかけに「全国の人に白糠町を知っていただき、足を運んでいただく機会になれば」そんな想いからふるさと納税の取り組みが始まりました。
今では人気NO.1の返礼品いくらも最初は、返礼品として出してもらえなかったり、アイテム数や数量を限定して出品しているような状況でした。
大手卸売業のため、ふるさと納税で出すようなものはないと断られていたんです。
幾度にも渡る交渉の結果、出品するようになり、白糠町の人気返礼品として全国から求められるようになりました。
今では、ふるさと納税のために新たな商品を作ってくれたりと事業者さんもとても協力的です。
ふるさと納税をはじめる前は、卸売専門としてやっていたのでエンドユーザーの声を聞くこともありませんでしたが、寄附者の方からいただいたレビューで、商品の改善や従業員のモチベーション向上にもつながっています。
リピーターも多いため、ふるさと納税をきっかけに自社でECサイトを開設するなど事業の幅も広がっています。
「白糠の魅力あるまちづくり事業」や「活力に満ちた産業づくり事業」「子育てと健康で思いやりのある社会づくり事業」「希望あふれる人づくりのための教育事業」など、8つの項目からお選びいただけます。
具体的には、昭和58年に赤字ローカル線の廃止として全国第一号に選ばれてしまった「国鉄白糠線」の代わりとなる交通の整備に活用させていただきます。
老朽化した駅舎や白糠町の玄関口でもあるJR白糠駅の周辺を整備することで、街中の賑わいを創出することを目指しており、新たな観光のフックとして、国鉄白糠線のメモリアルを残すための計画も進行中です。
鮭の一大漁場でもある白糠沖を含めた、北海道東沖で水揚げされた秋鮭に限定し、最も美味しい完熟卵のみを使用したいくらは、一番人気の返礼品です。
他と違うのは、なんといっても鮮度の良さ。水揚げ後、鮮度を保ったまま当日中に工場へ運び、お腹をさいて冷水洗浄したいくらを僅か30分以内にタレに漬けこんでいます。
その後、マイナス196度で瞬間凍結し、パッケージのなかの酸素を窒素に入れ替えることから、酸化することなく、賞味期限はなんと2年半、いつでも作りたての美味しさを味わえます。
いくら本来の濃厚さを味わってもらうため、味付けは薄口に。
いくらしょうゆ味のほか、珍しいいくらの「生卵」もご用意しています。「生卵」はタレが同梱されており、漬ける時間を変えたり、お好みの醤油(タレ)で味付けをすることができるものです。お寿司屋さんの大将が使っているなど、一般には流通していないプレミアムないくらです。
エンペラーサーモンとは、天然にできるだけ近い状態で育てられた養殖サーモンです。
生で食べられるので刺し身やカルパッチョはもちろん、ステーキやバター焼きにするときも、レアな焼き加減で食べることがオススメされています。
※エンペラーサーモンは自治体から直接提供された情報ではなく、「楽天ふるさと納税」に基づいた情報です。
パリパリっと音で食べるのが良質な証と言われている数の子は、食感が命。プチプチとしていて、硬さがあるほど高級とされています。
返礼品で取り扱っている数の子は、最良と評価されている北米太平洋産のニシンの完熟卵のみを使ったもの。一本羽の数の子なので、お正月用や贈答用にオススメです。味付け数の子と塩数の子をご用意しています。
一般に流通しているししゃもの9割は、カラフトシシャモと言われるししゃもに良く似た魚です。 日本固有の希少種、いわゆる本物のししゃもは、北海道西部から東部に回遊し徐々に脂が抜け、オスは身がしまり、メスは卵が成熟することから、白糠沖で最も美味しくなると言われています。
また、ふるさと納税で取り扱っているししゃもの加工場は干す時間は長めです。干す時間が長いと見た目はふっくら感がなく小さく見えますが、この乾燥の度合いが旨味を凝縮し、創業50年の伝統の美味しさを作り出しています。フライパンやホットプレートで、弱火でじっくりと焼き上げると、身がふっくらとしてきます。身と卵のホクホク感をぜひ味わってみてください。
白糠町の特産品が一度に揃う道の駅です。地元の漁協直売店では、店内中央に大きな水槽を配置し、新鮮な魚介類をお買い求めいただけます。
地元の美味しい野菜がお手頃価格で買える他、お土産品も豊富に揃っています。館内のレストラン「む〜んらいと」では、太平洋を一望でき、名物の「炭火焼き豚丼」や大人気の釧路のソウルフード「スパカツ」をお召し上がりいただけます。
6月の第3週日曜日に白糠漁港で開催される白糠大漁まつりは、新鮮な魚介類が並ぶ漁協の直売コーナーや漁船から釣りが楽しめる遊漁体験、クルージングができる遊覧航海などイベントが盛りだくさん。豪華海産物が当たるビンゴ大会もあり、毎年大盛況です。
2019年2月には、白糠町に寄附していただいた方を対象に、80倍の確率で当選した約500名を東京丸の内のフレンチレストラン「サンス・エ・サヴール」に招待し、ふるさと納税感謝祭を開催しました。
海の幸、山の幸に恵まれた白糠町だからこそ実現できる、白糠産の食材80%以上を使ったフルコースをご堪能いただくイベントです。
自慢の食材を手がける生産者の声に耳を傾け、絶品フレンチを堪能した来場者からは「今までに食べたことがない」「白糠町へ行ってみたい」という声が飛び交い、白糠町の魅力を存分に味わっていただきました。
ふるさと納税をきっかけに白糠町を知ってもらい、ぜひ白糠町を訪れてほしいと思っています。2月に実施したふるさと納税感謝祭もそんな想いから生まれたイベントでした。返礼品を通して特産品を知っていただくことからはじまり、今後は「face to face」の取り組みをもっと強化していきたいと考えています。今はまだ町外での開催となっていますが、いずれは白糠町に来ていただくイベントを開催したいと思っています。
有名な観光スポットもない町ですが、白糠町で食べるからこそより美味しく感じられるもの、白糠町だからこそできる体験が必ずあります。そして来ていただいたからには、最高に満足してもらえるようおもてなしをしたいと思っています。白糠町を思い出し、ぜひ立ち寄っていただけたら嬉しいです。
紹介しきれないほど、魅力的な特産品がたくさんある白糠町。
取材中も次々と出てくる特産品の魅力に驚いてばかりいました。私は北海道出身なので、北海道食材には詳しいほうですが、白糠町の食材はすべて最高級と言えるようなものばかりです。
食材一つひとつをきちんとブランド化し、まちのPRに繋げていることも、とても素敵だと思いました。
そして今回紹介しきれなかったものの一つに、私も大好きなエゾ鹿肉があります。
雪が少ない白糠町は、道内でも有名なエゾ鹿の生息地。エゾ鹿被害も多く悩まされていた時期もあったなか、ハントから30分以内に戻れる場所に加工施設を作り、美味しい鹿肉を流通させる仕組みを作ったそうです。
素早く、そして丁寧な処理をしたシカ肉は、臭みも一切なく柔らか。白糠町に行き、ぜひ食べてみたいと思いました。
白糠町の返礼品には、エゾ鹿ハンティングなど体験型のものもあります。
白糠町に行ったら、他ではできない旅行が楽しめそうです。
みなさんも、ぜひ白糠町に足を運んでみてはいかがでしょうか。