面積の8割を山が占める八百津町は、北の飛騨川と南の木曽川に挟まれるかたちの自然豊かなまちです。
八百津町出身「杉原千畝(すぎはらちうね)」の人道精神は、現代において再注目を集めており、国内だけでなく海外からの観光客も増えています。
自然と人道のまち、八百津町ならではの特産品やふるさと納税の魅力、観光地について、ご紹介します。
地域振興課 赤塚さま
寄附やワンストップ特例申請書の受付・事務処理、町内事業者との契約を担当。
寄附者のニーズに沿った返礼品の開発など、幅広くふるさと納税に携わる。
面積の8割を山が占める八百津町は、北の飛騨川と南の木曽川に挟まれるかたちの自然豊かなまちです。
八百津町出身「杉原千畝(すぎはらちうね)」の人道精神は、現代において再注目を集めており、国内だけでなく海外からの観光客も増えています。
自然と人道のまち、八百津町ならではの特産品やふるさと納税の魅力、観光地について、ご紹介します。
地域振興課 赤塚さま
寄附やワンストップ特例申請書の受付・事務処理、町内事業者との契約を担当。
寄附者のニーズに沿った返礼品の開発など、幅広くふるさと納税に携わる。
ふるさと納税制度が始まった当初から、八百津町の知名度向上のために大変良い制度だと感じました。八百津町は甘酒やフルーツビネガー、お肉など、特産品の種類も大変多いまちです。積極的に制度を活用し、PRに努めようと考え、今に至ります。
八百津町出身の有名人としまして、第二次世界大戦中、多くのユダヤ系避難民を「命のビザ」で救った人物、杉原千畝氏がいます。彼の出身地である八百津町では、「人道精神=人が人を大切に思う」を子どもたちに伝える取り組みを行うため、平成30年度にはふるさと納税を通じたクラウドファンディングにチャレンジしました。
あらかじめ使い道を明確にした上で応援を募る、クラウドファンディングは寄附者の方にとっても応援しやすい仕組みだと感じます。目標金額200万に対し、達成率103.1%、約206万の寄附をいただくことができました。
いただきました寄附に関しましては、教材としてしっかり使用していただける学校を募った上で、小学校での道徳学習の資料として配布を今年度行います。
そのほか、人道・人権教育、赤ちゃんから中学校卒業までの子どもや障がい者の方への医療費助成やまちづくり事業をはじめ、さまざまな事業に活用しています。
ふるさと納税制度を活用することで、リピーターの方が増加しています。また、寄附者の方が実際に事業所を訪問してくれたとの話も伝え聞いています。嬉しいことです。
やはり反響があることで、事業者の方の意欲も高まります。「新しい商品を考えた」と電話をいただいたら、私もすぐに駆けつけて話し合いを始めます。
取材直近の新しい返礼品としましては「桃実ゼリー・巨峰ゼリーセット」があります。
町内に立地するこんにゃく製品の製造販売業者さんがつくった、こんにゃく粉を使用したゼリーです。桃実ゼリーは、開発段階から地元の高校生が携わった企画商品です。
「飲む点滴」「飲む美容液」として、甘酒の人気は年々高まっているのではないでしょうか。八百津町の返礼品の中でも、No.1の人気を誇るのが「甘酒」です。八百津町内にて米農家を営んでいる方がつくった品です。
材料は、米麹とお米のみ。保存料や砂糖、クエン酸などは一切使用していませんから、安心してお飲みいただけます。
女性人気が高く、リピーターの方も多数おられることも、甘酒の特徴です。生産者の思いがたっぷり詰まった甘酒を、どうぞご賞味ください。
「お酢が身体に良いことは知っているけれど、なかなか摂取できない」といった方に、ぜひオススメしたいのが「フルーツビネガー(酢)飲み比べセット」です。
「トロピカルフルーツの酢」「ざくろの酢」「有機りんごの酢」「ぶどうとブルーベリーの酢」「レモンライムの酢」「黒酢と果実の酢」といった、女性人気の高い商品をセットにしています。
水割りはもちろん、サイダーで割ったり、ヨーグルトに入れたりと、いろいろな使い方ができると好評です。
八百津町には、テレビや雑誌など数多くのメディアに取り上げられた実績を持つ、創業昭和元年の肉屋さんがあります。
肉にこだわり、醤油にこだわり、炭にこだわる、100%国産の焼き豚はリピーター多数の人気の一品です。
お肉屋さんが自信を持ってオススメする「炭火焼豚」「味ご飯の具」「炭火焼豚丼の素」のセット、こちらも老若男女問わず、満足していただけることと思います。
八百津の秋を代表する味覚といえば、栗きんとんです。
すでに先行予約を受付中ですが、夏頃から4事業者さんすべての栗きんとんが出揃います。
食べ比べて、お気に入りの味を見つけていただきたいですね。
八百津町内の実店舗でも、9月から栗きんとんの販売が開始されます。秋に八百津町を訪問される際には、ぜひお土産に栗きんとんをご購入ください。
八百津町の返礼品一覧はこちら
木曽川の支流、旅足川のほとりにある「フレンドリーパークおおひら」は、広場で川遊びなどが楽しめる憩いのスポットです。水量が少ないため、小さなお子さま連れのご家族からも人気があります。
第二次世界大戦中、ユダヤ難民にビザを発行し約6,000人もの命を救った人物が、八百津町出身の杉原千畝です。人が人を大切にする人道精神と功績を称え、建てられた記念館です。
記念館では、ユダヤ人迫害の歴史や杉原千畝がビザを発行することになった経緯、発行後の人生などを学んでいただけます。さらに、杉原千畝が「命のビザ」を書いたリトアニアの日本領事館執務室も再現されています。
八百津町には、自然を堪能できるスポットがたくさんあります。その一例をご紹介しましょう。
春は約1,000本の満開の桜を、秋には山々の紅葉をお楽しみいただけるのが「キリン木曽川水源の森」です。展望台からは、八百津のまちを一望していただけます。
宮本武蔵が滝に打たれて修行したとの伝説が残る「五宝滝」。一の滝、二の滝、三の滝を合わせると、その高さは約80mとなる絶景の滝です。
春は山菜、秋は紅葉が楽しめる、ハイキングスポットでもあります。
遊歩道や一面の芝生、そして八百津町を見渡す大パノラマを堪能していただける「めい想の森」もまた、人気の自然スポットです。
ふるさと納税を通して、いつも八百津町を応援してくださりありがとうございます。町の事業者の方々も、心を込めて返礼品をお送りしています。制度活用当初はおよそ10だった事業者さんも、平成30年度には40近くと、約4倍に増えました。
各事業所さんも、より良いものをお届けしようと頑張っていらっしゃいます。リピートされる際には「前回も頼んだ者です」など、何かひとこと、言葉を添えていただけますと、事業者さんの励みになります。
どのような意見でも構いませんので、ぜひお寄せください。
そして、自然豊かな八百津町、日本国内のみならず海外からの観光客の方も多い「杉原千畝記念館」に、足を運んでいただければ嬉しいです。
恥ずかしながら、今回の取材を通して初めて杉原千畝氏のことを知りました。
「人が人を大切にする」という、当たり前のことが見えにくくなっている今だからこそ、人道精神の重みを感じます。
また赤塚さんからは「八百津町は、煎餅も有名なまち。30を超える店舗があるため、お土産にもオススメです」と教えていただきました。
まだまだ名産がたくさんありそうな八百津町。現地に足を運び、探索してみるのも楽しそうですね。