ふるさと納税では肉や魚介、野菜などの食品類や、お酒、家電製品にビールなど、さまざまなジャンルの返礼品を選ぶことができます。
ふるさと納税ガイドは先日、1万5000件以上のデータからふるさと納税の人気カテゴリに関するデータを発表しました。
今回は追加で、納税者の年収帯によって人気のカテゴリの傾向も大きく異なることが分かりました。高所得者には金券や酒類が人気、などの傾向があります。
以下、ふるさと納税で人気の返礼品カテゴリを年収帯別に分析した結果を発表します。
ふるさと納税では肉や魚介、野菜などの食品類や、お酒、家電製品にビールなど、さまざまなジャンルの返礼品を選ぶことができます。
ふるさと納税ガイドは先日、1万5000件以上のデータからふるさと納税の人気カテゴリに関するデータを発表しました。
今回は追加で、納税者の年収帯によって人気のカテゴリの傾向も大きく異なることが分かりました。高所得者には金券や酒類が人気、などの傾向があります。
以下、ふるさと納税で人気の返礼品カテゴリを年収帯別に分析した結果を発表します。
2019年10月~12月にふるさと納税で実際に選ばれた返礼品の人気カテゴリのランキングは上図の通りです。
「魚介・海産物」「肉」「果物・フルーツ」と食品分野の返礼品がTOP3を独占し、その後に「家電・電化製品」「旅行券・ギフト券」がランクインしました。
ふるさと納税ガイドではふるさと納税の控除限度額計算シミュレーションを公開しています。
このシミュレーションで実際に入力された「年収」と「希望の返礼品」の情報から25,000件の入力データをサンプル抽出して、年収帯別の人気傾向を分析しました。
また、各年収帯の「とくに人気傾向」「不人気の傾向」は全体の人気順位との差が大きいものの順に記載しています。
とくに人気の傾向 | 不人気の傾向 |
旅行券・金券(+24%) | 果物・フルーツ(-9%) |
酒・ビール(+12%) | 米(-8%) |
年収1000万円以上の高所得者の傾向を見ると、「旅行券・金券」は全体平均より+24%、「酒・ビール」は全体平均より+12%の人が希望の返礼品として選択し、「とくに人気の傾向」が見られました。
高所得者はふるさと納税の控除限度額が大きいため、沢山の返礼品を貰うことができます。しかし一方で、「返礼品を選びきれない」「沢山の返礼品が家に届いても保存に困る」ということが起こります。
そのため、保存がきき定期的に消費する「酒・ビール類」や、まとまって寄付をしても1度の旅行や買い物で使い切ることができる「旅行券・金券類」の人気が高いと想定されます。
一方、「果物・フルーツ」や「米」については全体よりも不人気の傾向となりました。
これは高所得帯の人達の多くは高年齢帯である可能性が高く、保存がききづらいものや、大量に消費しない「米」については必要な量だけ普段から購入しているためだと考えられます。
とくに人気の傾向 | 不人気の傾向 |
野菜(+18%) | 酒・ビール(-18%) |
果物・フルーツ(+16%) | 旅行券・ギフト券(-7%) |
年収300万円以下の傾向を見ると、「野菜」は全体平均より+18%の人が、「果物・フルーツ」は全体平均より+16%の人が希望の返礼品として選択肢し「とくに人気の傾向」が見られました。この結果から、より日常的な消費を意識した返礼品が選ばれていることが伺えます。
一方、「酒・ビール」「旅行券・ギフト券」などの嗜好性の高い返礼品については全体よりも不人気の傾向となりました。
本メディア「ふるさと納税ガイド」は今後もふるさと納税に関するさまざまな数値データを発表していく予定です。ふるさと納税をもっと身近に。ふるさと納税にもっと多くの人が興味を持っていただけるよう情報発信を続けてまいります。