豊かな自然に恵まれた福岡県八女市には、今ではあまり見ることができなくなった昔ながらの里山の風景が手付かずで残っています。
そんないわば日本の原風景を楽しむもよし、生産物に舌鼓を打つもよし、独自の文化にふれるもよし、ふるさと納税でいろいろと楽しめそうです。
企画部 企画政策課 企画政策係
朽網 俊哉(くたみ としや)様
八女市の返礼品にはほかでは手に入らないような稀少なものも多く、日々返礼品の確保に奔走中。
豊かな自然に恵まれた福岡県八女市には、今ではあまり見ることができなくなった昔ながらの里山の風景が手付かずで残っています。
そんないわば日本の原風景を楽しむもよし、生産物に舌鼓を打つもよし、独自の文化にふれるもよし、ふるさと納税でいろいろと楽しめそうです。
企画部 企画政策課 企画政策係
朽網 俊哉(くたみ としや)様
八女市の返礼品にはほかでは手に入らないような稀少なものも多く、日々返礼品の確保に奔走中。
八女市は平成27年度国勢調査人口が、5年間(平成22年度・平成27年度比)で約4,600人減少し、過疎化に直面しています。
その上、平成18年、22年と短期間に2度の市町村合併があり、現在は福岡県内でも北九州市に次ぎ2番目に広い市となりました。
八女市は気候も温暖でとても住みやすいのですが、高齢化、過疎化が進む中で広大な市内エリアの公共インフラや住民サービスを維持しなければいけませんので、市が施策として自由に使える財源は限られています。一方で、子どもの教育や観光振興のための整備といった未来投資も必要なため、全国の皆さまからいただいたふるさと納税が貴重な財源となっています。
八女市のふるさと納税の特徴は、かつて八女市に住んでいた方や、八女市にルーツを持つ方、八女に来たことのある方、あるいは八女の特産品にふれられたことのある方からの寄附が多いことです。やはり、どこかしら八女市に愛着を持ち続けてくれているのだな、と感じ嬉しいですね。
添えられる応援メッセージでもそういった八女市に向けた想いを書いてくださる方がたくさんいて、私たちはそういった想いもふるさと納税を通じて受け取っているのかな、と思います。
九州の山間部にある八女市ではさまざまな文化が独自に発展しています。仏壇、提灯、人形、和紙、籠など、これだけ多種多様な伝統工芸士がいる地域は全国的にも珍しいのではないでしょうか。
こういった八女市ならではの伝統文化を絶やさぬため、後継者の育成事業にもふるさと納税の寄附金は使われています。
八女市は少子化対策として、学校や保育所などの備品や図書などにもふるさと納税寄附金を有効活用しています。
エリアが広く公共交通機関も発達していないため、近くに図書館がない山間部や過疎地の住民のために、運行している移動図書館車の運営にも寄附金を活用しています。この移動図書館車は保育所なども周り、多くの子どもたちに喜んでもらっています。
里山の風景が残る八女市には多くの養蜂業者がおり、その事業者数は全国で1、2を争うほどです。実は八女市では八女茶や博多あまおうといった特産品が有名すぎてはちみつを特産品としてあまり意識をしていなかったのですが、いざふるさと納税を始めてみるとはちみつは返礼品の一番人気となりました。
食の安全の観点からも貴重な国産はちみつの人気は高まる一方で、どんどん手に入りにくくなっています。
とくにオススメしたいのが、はちみつを蜂の巣ごといただく「巣みつ」です。最近はコムハニーの名でおいしい健康食品として知る人ぞ知る存在になっていますよね。
はちみつの一番おいしい食べ方は巣に入ったままの状態ですが、手間暇がかかるため、とくに国産ものはあまり流通していません。
少しずつそのまま召し上がってください。熱々のトーストに乗せても絶品ですよ。
気候に恵まれた八女市は質のいいみかんの産地として知られていましたが、今では福岡県のブランドとして有名ないちごの「あまおう」のほか、キウイ、ぶどう、梨など、おいしい果物を楽しんでいただけます。
八女市には、酒蔵は4軒しかありませんが、世界最大規模のワイン品評会である「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」の「SAKE部門」で2013年度にチャンピオンに輝いた酒や、航空機の国際線の機内酒に選定された酒など、高品質な酒を生み出し続けています。
八女市の酒には国内外に熱狂的なファンが多く、海外からの視察や観光客も多く訪れているのです。
有名な八女茶は、山間部にあるため寒暖差が大きい八女市の気候の賜物です。とくに玉露は全国茶品評会で18年連続産地賞を受賞(2019年現在)しているほか、農林水産大臣賞の常連でもあります。
完全手摘みなど、厳格なルールの下でのみ生産される「八女伝統本玉露」は平成27年に農林水産省「地理的表示保護制度(GI)」登録を受け、世界進出に向けてブランド戦略を展開しています。一番茶しか使わない稀少で贅沢なお茶ですから、必ずご満足いただけると思います。
八女市は「伝統工芸の里」と呼ばれ、限られた地域に多くの伝統工芸の技が息づいています。そのため、手先が器用な人が多く、八女福島仏壇、八女提灯、八女手すき和紙、八女石灯ろう、うるしを使用したアクセサリー、独楽などの木工など、すべてがこの八女市の豊かな自然と、自然と共に生きてきた人々の歴史を物語るものです。
こういった特産品を返礼品として知っていただくことで、さらに伝統工芸の盛り上がりを期待しています。
八女市の返礼品一覧はこちら
八女市には城下町としての歴史もあり、市内では八女福島地区と黒木地区の2箇所が文化庁「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
江戸時代の白壁の町家が残る町並みは映画やCMのロケ地にも使われてきましたが、最近ではこういった伝統的な建物を利用したカフェやショップもオープンしており、面白くなりつつあります。
八女市には、「磐井の乱」でおなじみ古代豪族「筑紫君磐井」
の墓とされている九州最大の前方後円墳、岩戸山古墳のほか、多くの古墳群があります。
また、動乱の南北朝時代、戦いに敗れ、奥八女の地へと逃れてきた南朝最後の親王である後征西将軍宮・良成親王の御墓所があります。南北朝のクライマックスは、八女だったのですね。
ゆかりの地や、古代の日本神話にまで遡る伝説の残る地も多くあるので、この八女市でしばしの歴史ロマンに浸る旅はいかがでしょうか。
八女市星野地区は、空気が澄み渡る星空の名所として知られています。ここには「星の文化館」があり、公開天文台としては九州最大の天体望遠鏡(口径100cm)を備えているので、昼間でも天体観測が楽しめます。
しかし、本当のオススメはやはり夜。天文台に併設したプチホテルがあるので、宿泊をすれば、手を伸ばせば届きそうな星たちを独り占めできてしまうのです。
近くには茶の文化館もあるので、どうぞ八女茶の呈茶のほか、抹茶ひきやほうじ茶作り体験などをお楽しみください。
ひな人形をはじめ、からくり人形など八女市には人形作りの技術があります。その技術を下敷きに、この八女の地では江戸時代から独自に人形浄瑠璃の文化が発展しました。
現在でも、福島地区では毎年9月には3層2階建てのからくり人形劇のための劇場が福島八幡宮境内に建てられ、保存会による人形浄瑠璃が披露されています。
八女市には有名な八女茶だけでなく多くの特産品や伝統工芸品があり、独自の文化が豊かに醸成されている地区でもあります。
私たちは、八女市に根付いた地域産品にこだわって返礼品を提供しております。これは、実際に八女市とつながり触れていただくことで、本当の八女市ファンになっていただきたいからです。
八女市の魅力は、この広大な面積と同じように一口では語りきれません。八女市には降ってきそうな星空と、日本人の原風景である里山、全国的にも珍しい多様な伝統工芸、歴史ロマン溢れる伝説の地など、多くの見どころがあります。
まだ公共交通によるアクセスが十分ではありませんが、九州自動車道八女インターチェンジからは距離も近く、自動車で来ていただくにはとても便利です。最近は合宿などで来ていただくことも多くなりました。
また、伝統工芸に関してもニューヨークからデザイナーを呼んでコラボレーションし、新たなデザインやMoMA(ニューヨーク近代美術館)デザインストアへのプロダクト出品を目指して挑戦するなど、八女市はどんどんおもしろくなっています!
ゆっくりと流れる時間の中、日常生活を忘れてのんびりと滞在していただけば、より八女市の魅力を堪能していただけると思います。
九州は一般的に郷土愛が強い人が多いのですが、八女市はとくにそれが強いと思います。
返礼品も地元にこだわり、転出した人もふるさと納税を通して八女市とのつながりを感じているのでしょうね。
美しい自然と恵まれた気候のせいか、のんびりとした風土ですが、地域の伝統をしっかりと守り、さらに発展させていく意気込みなど、しっかりと地元に根付いた芯の強さもあります。
降るような満天の星空、独り占めしてみたいですね。