2023年8月1日発表の最新データを元に記事を執筆しています。
ふるさと納税によって集められた寄附金額(自治体の受入寄附金額と言います)は最新公開データの2022年度では約9,654億円となっています。集められた寄付金は各自治体の運営に利用されますが、この中からふるさと納税の運営に係る費用も支出されています。
代表的なものはふるさと納税の返礼品を用意する費用にあてられ、これを「返礼品の調達割合」といいます。
2019年6月より返礼品の調達割合は30%以下にすること、またその他の費用をあわせたふるさと納税の経費総額費用を50%以下にすることがルールとして厳格化されました(※1)。
今回はふるさと納税で集められた寄附金額の内訳を年度別の推移を見ていくことで、ふるさと納税で集められた寄付金がどのように使われているのか、また今後どのように推移していくのか見ていきましょう。
今回の記事で使われるデータは総務省が発表している「ふるさと納税に関する現況調査について(※2)」を引用しています。
※1) https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/file/report20190514_02.pdf
※2) https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/archive/