今回は、豊かな自然に恵まれた田園文化のまち、菊池市役所の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。
平成28年に起きた地震の災害復興についてや、豊富な水資源と自然に育まれたお米や菊池のブランド牛などの返礼品の魅力について、お伺いしました。
長瀬 司(ながせ つかさ)様
政策企画部 企画振興課 地域振興係
ふるさと納税の受付、返礼品の発注、ポータルサイトの編集、ワンストップ特例申請など、事務全般をご担当。
目次
ふるさと納税に力を入れようと思った背景
平成28年度、ポータルサイトを導入し始めたときに、熊本地震が起き大きな被害を受けたので、復興のために市外の方から力をいただこうとふるさと納税に力を入れはじめました。
ふるさと納税の効果について
熊本地震が起きた平成28年度と翌年平成29年度は、全国の多くの皆様から寄付をいただき災害の復興に充てることができました。
また、いただいたたくさんの寄附に対し、地元業者さんの返礼品をお送りすることで業者が潤い、菊池市全体が活性化し、地震が起きる前のように復興してきたと感じています。
ふるさと納税寄付金の使い道について
使い道のメインは地震の復興です。地震による道路等の復旧は元より、観光などにも活用させていただきました。
令和元年で地震が起きてから3年目になりますが、やっと各地の災害復旧工事などが終了して以前のまち並みに近づいておりますので、これからはまちづくりの方に力を入れていこうと思っております。とくに町づくりに力を入れて、寄付いただいた方など全国各地の方々に菊池市に移住していただければと思っています。
ふるさと納税返礼品の魅力について
特A受賞米!七城の米
七城の米は日本穀物検定協会食味会で最高位の特Aを13回受賞しました。その他にも、米・食味分析鑑定コンクールというお米の国際コンクールで、3年連続、最高部門の国際総合部門で金賞を受賞しております。
名水100選に選ばれたミネラル豊富な水で作られ、香りや甘みが高く、もっちりとした食感が特徴です。全国からお取り寄せが多く、都内のレストランでも菊池の米が使われています。
菊池のブランド牛、旭志牛(きょくしぎゅう)
菊池市は西日本最大級の畜産地帯です。とくに菊池のブランド牛である旭志牛は、肉質もよく質の高い肉牛で人気があります。
赤身と霜降りのバランスが絶妙で、ジューシーかつヘルシーな肉質が特徴。焼肉やステーキとしてお召し上がりいただくのがオススメです。
日本有数の生産量、メロン
国内のメロン生産量が第3位の熊本県。菊池市は県内でもトップレベルの生産数を誇っています。糖度計測機で糖度を計測し、質の高いメロンを返礼品としてご用意しています。
春、秋の収穫のときにはお申し込みが殺到し、リピーターの方が非常に多い人気の返礼品です。肥後グリーン、アールスメロン、セブンレッドの3つの品種からお選びいただけます。
ミネラルウォーターも人気
名水100選に選ばれた菊池渓谷の水が使われた天然ミネラルウォーターです。ミネラルを豊富に含んだ上質な水で、年間を通して、ご注文の多い返礼品です。
菊池市の返礼品の一覧はこちら
菊池市の見どころについて
マイナスイオンを満喫!菊池渓谷
森林浴の森日本100選、日本名水100選、日本の滝100選、水源の森100選の4つの100選に選ばれている渓谷です。
全長で3キロの距離で、展望台やベンチ、休憩所があるのでゆっくり散策することができます。年間を通して、四季が楽しめるのが特徴で、とくに秋の紅葉時期が多くの観光客に入園い
ただいています。
熊本地震の影響で、山が崩壊したため、入場禁止としておりましたが、平成31年4月から全面通行が可能になったので、ぜひ皆さんに豊かな自然を満喫していただきたいです。
桜の名所、菊池神社と城山公園
菊池市では日本一の桜プロジェクトを行なっており、桜の名所がたくさんあります。
菊池神社、城山公園では県内外から多くの観光客がお花見をしています。3月下旬から4月
上旬の開花の時期に訪れていただいた際には、桜を楽しんでいただきたいと思います。
日本の名湯100選、菊池温泉
化粧の湯と呼ばれ、日本の名湯100選に選ばれております。しっとりと肌になじむ泉質で人気の温泉です。
菊池市としてお伝えしたいこと
令和元年は、かつて菊池の地で活躍した菊池一族の最盛期を築き上げた菊池武光の生誕700周年にあたる年です。これを記念して、菊池一族ゆかりの地をめぐるウォークラリーを行なっています。
マップ上のスポットを巡り、訪れた箇所に応じて菊池一族グッズのプレゼントをご用意しております。歴史好きの方はもちろん、初心者の方にも楽しく参加いただけるイベントです。菊池に来られた際にはぜひウォークラリーに参加いただき、菊池を散策していただければと思います。
編集後記
甚大な被害をもたらした熊本地震。ふるさと納税が、災害復興の大きな力となったのですね。令和元年で地震から3年経ち、地震前のまち並みを取り戻しているということで安心しました。
令和元年現在、開催している菊池武光の生誕700周年記念のウォークラリーのイベントは、自分のお好きなタイミングで参加いただけるそうです。
散策マップは市役所や道の駅などで手に入れられる他、ホームページからも見られます。特設ホームページでは散策のモデルコースのご紹介も載っているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。