萩市は山口県の北部に位置し、市北部は日本海、東部は島根県に接しています。
毛利輝元公が萩城を築いて400年余、城下町のたたずまいが今日まで継承され、今も「江戸時代の地図がそのまま使えるまち」です。
幕末には、吉田松陰、高杉晋作をはじめ、日本人として初めて英国に密航留学した「長州ファイブ」など、19世紀末の世界史の奇跡といわれる日本近代化の礎を築いた多くの人材を育て、輩出したことから、「明治維新胎動の地」として知られています。
そんな萩市の、ふるさと納税の魅力や観光名所についてお話を伺いました。
【山口県萩市】ふるさと納税で大満喫!日本海の海産物や地酒、和牛、萩焼など
おすすめ自治体山口県萩市のふるさと納税 オススメ返礼品
真ふぐ・のどぐろなどの海の幸
萩市は日本海でとれる真フグやうに、あまだい、ケンサキイカなど海産物が豊富。
返礼品ではお魚セットや焼き抜き蒲鉾、のどぐろの干物などが人気です。
日本酒や地ビールなどの地元の味
萩市は酒どころでもあり地酒や地ビールなども楽しめます。
2021年(令和3年)、萩市の酒蔵が製造する日本酒が、酒類では中国四国地方で初めて、地域ブランドを保護する国の制度「地理的表示(GI)」の指定を受けました。
「東洋美人」や「長陽福娘」、「宝船」などの全国的にも有名な地酒に加え、「チョンマゲビール」という香りとコクにこだわった人気の地ビールもあります。
見蘭牛・長萩和牛などの和牛
和牛のルーツといわれ、国の天然記念物に指定されている「見島牛」を父親にもつ萩特産「見蘭牛」。
萩市木間地区の萩・見蘭牧場でしか生産されていない貴重な牛肉です。
見島牛から受け継いだきめ細かな霜降りと赤身の濃厚な旨みが特徴で、噛むほどにまろやかな肉本来の味を楽しめます。
「長萩和牛」は、萩・紫福長沢台の長沢台生産組合で生産された黒毛和牛。
山口県トップクラスの評価を得ており、萩のみならず山口県を代表するブランド牛です。
肉質はオレイン酸を多く含み、口当たりがとてもなめらかでジューシーな味わいの肉です。
400年の伝統を誇る萩焼
やわらかで素朴な風合いが魅力の萩焼。
吸水性があり、表面の貫入(細かなひび)により、使っていくうちに色合いが変化する「萩の七化(ななばけ)」が楽しめます。
山口県萩市のオススメ観光名所や見どころ
2015(平成27年)年7月、萩城下町などの萩の5つの資産を含む「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産登録されました。
今回はそのうち3つを紹介します。
萩反射炉
海防強化の一環として、西洋式の鉄製大砲鋳造を目指した萩藩が、安政3年(1856)に試作的に築いた反射炉の遺跡です。
当時は鉄製大砲を建造するには、衝撃に弱い硬い鉄を粘り気のある軟らかい鉄に溶解する必要があり、その装置として反射炉を用いていました。
高さ10.5mの安山岩積み(上方一部レンガ積み)の煙突にあたる部分が残っています。
萩城下町
西南雄藩の一つである萩藩の政治・行政の中心であり、産業化や西洋技術の導入についての政策形成の場でした。
13代藩主敬親公は、萩反射炉や恵美須ヶ鼻造船所の建設を決定するなど、近代産業化のきっかけを作りました。
萩城は萩藩を治めた毛利氏の居城であり、現在は石垣と堀の一部が昔の姿をとどめています。
松下村塾
明治維新の先覚者・吉田松陰が主宰した私塾。
松陰は海防の観点から工学教育の重要性をいち早く提唱し、自力で産業近代化の実現を図ろうと説きました。
木造瓦葺き平屋建ての建物がそのまま残っています。
もっと萩市の世界遺産について知りたい方は、観光協会の公式サイトをご覧ください。
また、萩市への観光に興味を持たれた方は、宿泊券や現地利用券も返礼品として提供されていますのでご覧ください。