今回は、鹿児島県本土で一番小さなまちでありながら大規模な古墳群があり歴史を感じられるまち、東串良町役場の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。ふるさと納税がまちの知名度向上のきっかけとなっていることについてや、全国和牛オリンピックで総合優勝した鹿児島黒牛などの返礼品の魅力についてなどをお伺いしました。
村岡 亮太（むらおか りょうた）様
鹿児島県 東串良町役場 企画課 商工振興係
事業者との調整や、返礼品の商品のご提案、在庫の調整などのふるさと納税に関する業務を
ご担当。
ふるさと納税を活用することで、町内の生産物をPRすることができると思ったからです。また、事業者にとってもふるさと納税が新たな財源の確保となることや、さまざまな機会になると思いました。
当初は、事業者の方は頼まれたのでやってみるといった感じで始めたところも多かったが、数字として結果が出ていることに加え、ふるさと納税自体がメジャーになっていくにつれて、事業者の方から積極的に、ご提案やご相談をいただくことが少しずつ増えています。
ふるさと納税を一つの手段として、試しに返礼品として出してみるという使い方をしている事業者もありますし、積極的にご利用いただいていると思います。寄付額に関しては、年々右肩上がりに伸びています。
また、「届くのを楽しみにしています」というメッセージや、「ふるさと納税をきっかけに
東串良町のことを知りました」、「機会があればぜひ訪れてみたいです」など寄付者さんか
ら有難いお声をいただいており、ふるさと納税をきっかけに東串良を知っていただくことが
多くなっているのだと思います。
今まで手のつけられていなかった、海岸沿いに防砂林として松林があります。そこの環境整備に寄付金を使わせていただきました。
雑木が生い茂っていたところを綺麗にし、地域おこし協力隊発案のイルミネーションイベントを開催する等活用され、町内外の方に訪れていただける場所になりつつあります。
平成29年度の全国和牛オリンピックで、鹿児島県が総合優勝しました。東串良町からはこの和牛オリンピックに５頭を出品して、それが鹿児島県の総合優勝に寄与しました。
一押しはヒレステーキ。他にはカルビやロース、焼肉セットをお選びいただけます。
鹿児島県はうなぎ養殖が全国1位です。豊富な地下水で飼育されている自慢の逸品です。
真空パック冷凍でお届けしており、湯煎をしてオーブントースターで炙っていただくと美味しくお召し上がりいただけます。
米どころと言われる産地米にも引けを取らない、「なつほのか」。早期米（８月収穫）でありながら、そのおいしさはこれまでのお米とは違う高い炊飯食味に表れています。夏が終わるころには一足早くおいしい新米をお召し上がりいただけます。
海に目を向ければ新鮮な海の幸。年間を通して水揚げされるしらすは、新鮮なまま水揚げ直後に洗浄・急速冷凍されるので、しらすの品質をそのまま保存できることから、ご家庭でお手軽に生しらすをおいしく味わえます。
東串良町の町花にも指定されておりますルーピンというお花があります。３月中旬から４月中旬にかけて、海岸沿いに約１キロに渡って咲き誇り、黄色い絨毯を敷き詰めたようだと言われております。
和名は「のぼり藤」といい、下に垂れて咲く藤を反対にしたように、天に向かってまっすぐ伸びて咲く黄色い花で、花言葉は「いつも幸せ」です。県内外からのお客さんも多く訪れる人気スポットとなっており、ぜひその季節に一度訪れていただきたいです。
東串良には130基の国指定古墳が点在しており、鹿児島県でも一番大きな前方後円墳は全長約185mと存在感を大にしています。数の多さも県内で最大の規模となっていて、この地域のあちらこちらで古墳を見つけることができます。
これほど大きくたくさんの前方後円墳があることは、当時の大和朝廷と繋がりがある有力な皇族が埋葬されている可能性が高いと言われており、歴史とロマンを感じられるスポットとなっております。
和牛オリンピックで総合優勝した鹿児島黒牛、とても美味しそうですね。和牛オリンピックとは日本で唯一の大規模な和牛品評会で、脂の入り方で評価する肉質等級だけでなく、飼料の種類や育った環境、遺伝的な要素などさまざまな設定から和牛の評価をつけるのだそう。そこで総合優勝を獲得した鹿児島黒牛、ぜひ一度味わってみたいです。
また、旅行などで東串良に訪れる時はとくに春がオススメですね。黄色い絨毯のように一面に広がったルーピンの花畑は実際に目で見てみたいものです。お写真でもお花畑の素敵な雰囲気が伝わってきます。
