温暖な気候と約8000万年前の地層から恐竜化石が発見された甑島(こしきしま)やラムサール条約登録湿地の藺牟田(いむた)池など、自然環境に恵まれた薩摩川内市役所の方にふるさと納税の取り組みを伺いました。
海あり山あり島あり、そしてそれぞれにグルメあり、変化に富んだ薩摩川内の魅力は一口では語りきれません。
薩摩川内市役所商工観光部 観光・シティセールス課
課長代理 中村年男(なかむら としお)さま
温暖な気候と約8000万年前の地層から恐竜化石が発見された甑島(こしきしま)やラムサール条約登録湿地の藺牟田(いむた)池など、自然環境に恵まれた薩摩川内市役所の方にふるさと納税の取り組みを伺いました。
海あり山あり島あり、そしてそれぞれにグルメあり、変化に富んだ薩摩川内の魅力は一口では語りきれません。
薩摩川内市役所商工観光部 観光・シティセールス課
課長代理 中村年男(なかむら としお)さま
平成27年度より、薩摩川内市でもふるさと納税の寄附者に対して、返礼品をお送りするようになり、広くみなさんに薩摩川内市の産品、食文化を知っていただける機会ととらえ、市内の産品全般の広報や、実際に来ていただくための観光プロモーションなどのシティセールスにつなげたいと力を入れることとなりました。
薩摩川内市がふるさと納税でご寄附をいただいた方に返礼品をお送りするようになり、多くの方がより薩摩川内市を身近に感じていただけるようになったと思います。
また、それだけではなく、市内の事業者様に、積極的に産品を提案していくことで、よりいいものを作ろうという商品開発のモチベーションのアップに役立っているのではないでしょうか。
薩摩川内市では、「子ども医療費助成制度」などの子育て支援にふるさと納税を活用しています。
これは、0歳から高校修了年齢の子どもに係る医療費の一部を助成する制度で、子どもの健やかな育成に役立てています。
また、薩摩川内市民のための雇用を創出するために、雇用を生み出すための新事業、新産業の支援なども行っており、薩摩川内市の地域全体の経済を守り立てていくことが必要だと感じています。
そのほかにも、地域づくり政策や観光交流などにも積極的に取り組んでいます。
テレビ番組の「お取り寄せグルメ」でも取り上げられた甑島のさつま揚げは、他とはひと味もふた味も違います。
その名の通りさつま揚げは鹿児島県の名産ですが、全国でも屈指の漁場として知られる甑島周辺は魚が豊富なため、近海で獲れる地魚を使った独自のさつま揚げがあります。
普通のさつま揚げは豆腐などのつなぎを使いますが、甑島のさつま揚げは、つなぎはほとんど使わず、ほぼ獲れたての魚のみで作ります。だから食感もふわふわというよりは、ぷりぷり。他では味わえない新食感だと自信を持ってオススメできます。
元々さつま揚げは家庭料理でしたが、今では家で作る人も少なくなり、甑島のさつま揚げはおいしいと注文が殺到している状態です。
手間がかかるため一日に作ることができる量も限られており、希少性が増す傾向にありますが、この絶品さつま揚げもふるさと納税返礼品でお召し上がりいただけます。
温暖な気候を活かした柑橘類は昔から薩摩川内市では作られてきましたが、生でまるかじりできる金柑は薩摩川内市の名産品です。
こちらは12月~3月までと期間限定ですので、ご注意ください。
薩摩川内市には、お米に関する知識・技術が卓越していている「五つ星お米マイスター」に認定された方がいます。
お米のスペシャリストが厳選したお米に、古代五穀米や玄米などを組み合わせた特別なお米があります。また、薩摩川内には「薩摩の奥座敷」と呼ばれる市比野温泉があり、その温泉水とお米マイスターが厳選したお米のセットが大人気です。
お水は超軟水で、炊飯や和食に使っていただければ、その違いは必ず感じていただけるでしょう。薩摩川内の地元のお米と地元の水、同じ地域ですから相性もバツグンで、きっと毎日の食卓のごはんが違ったものになると思います。
「あまり一度にかさばるお米やお水が来ても困る」という方には、分けて届く定期便もありますよ。
気候に恵まれた薩摩川内市は畜産業も盛んです。
肉質が柔かくおいしいメスだけを使用した黒牛や、高級豚肉として有名な黒豚など、名産品も数多くあります。
甑島では、豊富な地魚を使った干物はもちろん、マグロの養殖も行っています。栄養分が豊富な東シナ海でのびのびと育ったマグロをぜひご賞味ください。
もう一つ、薩摩川内市の魚である「キビナゴ」もオススメしたいですね。キビナゴは小型ですが、とても旨味の強い魚です。
甑島の漁師たちはキビナゴをとても大事にしていて、保護区を作ったり、あまり小型のものは獲らないなどの約束を守っているので、いつも極上のキビナゴだけをお届けできるのです。
薩摩川内市の返礼品の一覧はこちら
川内港から高速船で50分の場所にある甑島は「釣りバカ日誌9」の舞台となり、今や釣り人の聖地となっています。甑島周辺では、思う存分釣りを楽しんでいただけます。
6月第一日曜日のイカ釣り大会など、初心者から達人まで楽しめるイベントも目白押しです。もちろん貸竿等も完備していますから、誰でも釣りを楽しむことができます。
甑島は奇岩断崖の島としても有名で、鹿島断崖など、ゴツゴツとした層がむき出しになっている断崖は、これを作り出した大自然の力に圧倒されます。地層ファンにはたまらないでしょうね。
また、約8,000万年前の地層からは恐竜の化石も発見されています。日本国内では初めて認定されたトリケラトプス類など、珍しい標本、化石を集めた甑ミュージアム恐竜化石等準備室にもぜひお越しください。
実は薩摩川内市は甲冑の生産が全国シェアの8~9割を占めるという甲冑の街でもあります。巨匠黒沢明監督が「乱」の撮影時に大量発注したことからその名が広がり、今では多くのドラマや映画で薩摩川内の甲冑が使われています。
甲冑工房の見学は無料ですし、過去に有名作品で使われた甲冑が一同に取り揃えられた体験見学施設もありますので、時代劇ファンの方はぜひお越しください。
有料で鎧兜を一式着ることもできますので、インスタ映え間違いなしの写真もどうぞ。
この薩摩川内市の技術を使った端午の節句用の武者兜も返礼品になっています。これは、お子さんが本当にかぶることができる本物ですよ。
私にとって薩摩川内市と言えば、「釣りバカ日誌9」で楽しそうに釣りをしていた浜ちゃん(西田敏行さん)の笑顔ですね。釣り好きとしては、聖地とまで言われる甑島で思う存分釣りを楽しむことを考えただけで腕がなります。
薩摩川内市は九州新幹線が通っている他、空港から高速バスも出ていて、交通アクセスがとても良いので、近い内に遊びに行こうと思います!