岩手県の中心部に位置する矢巾町。
県庁所在地である盛岡市に隣接しており、夏には多くの観光客がひまわり畑を見に訪れる自然豊かな町です。
今回は矢巾町役場の方に、ふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。
企画財政課 未来戦略室
阿部 悟 (あべ さとる)さま
ECサイトの立ち上げや町のロゴ制作など地方創生のためのローカルブランディング及びふるさと納税のあらゆる業務を担当。
岩手県の中心部に位置する矢巾町。
県庁所在地である盛岡市に隣接しており、夏には多くの観光客がひまわり畑を見に訪れる自然豊かな町です。
今回は矢巾町役場の方に、ふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。
企画財政課 未来戦略室
阿部 悟 (あべ さとる)さま
ECサイトの立ち上げや町のロゴ制作など地方創生のためのローカルブランディング及びふるさと納税のあらゆる業務を担当。
矢巾町は、地域経済の活性化を目的に2017年に楽天株式会社、株式会社アマナと包括連携協定を結びました。
協定を結んだことをきっかけに、地域のブランド力向上には、町民と共に矢巾町の魅力を再認識すること、そしてインターネットを活用して地域内外にもPRすることが必要だと考え、その取り組みの一つとしてふるさと納税を強化していきました。
ふるさと納税をはじめた2016年は、ふるさと納税という制度が町内に浸透していなかったので、取り扱える返礼品が少なく寄附額も400万円弱でしたが、協定を結んだ2017年には、事業者さん協力のもと地域の魅力をブランディングし、返礼品数も100品以上になり、寄附額を1億7,000万円まで伸ばすことができました。現在は、返礼品数が200を超えています。
「矢巾町をもっと知ってほしい」という思いをもつ事業者さんが増え、返礼品をPRするだけではなく、矢巾町そのものを発信する動きが活発になってきています。
外部講師を呼んだ勉強会も開き、事業者さん同士で話し合う機会が増えました。ネット通販はハードルが高いと思っていた事業者さんも、ふるさと納税をきっかけに、市場ではどういうものが求められているのか話し合ったり、商品開発やPR方法など、業種の垣根を越えて意見し合えるのも、大きな変化だと感じています。
今まで矢巾町内で流通していたものが、外に出ることで新しい流通ルートができたのは、町としてとても嬉しく思います。
子どもの育成支援に関する事業や高齢者等の保健、医療及び福祉に関する事業、環境の維持及び保全に関する事業など、8つの項目から選択いただけます。
具体的には、小中学校の整備や部活動の補助、中学生まで医療費助成を拡大したので、その予算などにも充てています。また、町一番の観光スポットでもあるひまわり畑の整備なども、寄附金を一部活用させていただいています。
100年以上前の醸造設備を南ドイツから日本に移設、本場ヨーロッパ伝統のビール製法を受け継いだ、岩手の地ビールが人気です。
地元原料を使った季節のビールは、何が届くかわからないワクワク感もあります。
コクと旨味が強い本場ビールをぜひご賞味ください。
町のキャッチコピーでもある「つながるまち。やはば」をもっと発信すべく、横浜ビールとコラボレーションし、開発した矢巾町の地ビール「YB」も返礼品としてご用意しています。
一緒にビールを飲む「人」、そのつまみの「料理」、それを作っている「飲食店」、そして「生産者」、ビールをきっかけにつながりを広げていきたいという矢巾町の想いがこもった地ビールです。
テイストは苦味がほとんどなくフルーティーなヴァイツェンをベースに、スッキリとした後味。
ぜひ「YB」を介して、たくさんの方と乾杯しつながりを感じていただけたらと思います。
小形牧場牛は、あの前沢牛と同じ環境で育てられたもの。
小形牧場で丹精込めて育て上げられているので、美味しさはお墨付きです。
キメ細かな霜降りが入り、ほのかな甘みと牛肉の凝縮された旨味を感じることができますよ。
田植えから収穫まで農薬を最低限に抑え、有機質肥料で育てられた「銀河のしずく」。
昔、南部のお殿様に献上した徳田米とも言われています。
程よい甘みがあり、粒がしっかりとしていながらも、食感はふんわりとかろやか。
炊きたての輝くお米を、ぜひ堪能してみてください。
南昌山を背にして、2.8ヘクタールに約40万本のひまわりが植えられている「煙山ひまわりパーク」も8月中旬頃に見頃を迎えます。
一面に鮮やかな黄色が広がる光景は圧巻です!ひまわりが太陽に向かって伸び、子どもの背丈ほどになるので、ひまわり迷路も楽しめますよ。
矢幅駅前には、図書センターや子どもが遊べるキッズスペースなどが集まった複合施設「やはぱーく」があります。
たくさんの玩具の他、ちょっと珍しい木のボールのプールなどもあるので、子どもは何時間でも楽しめます。
一時預かり保育もやっているので、大人はゆっくりと読書をすることもできます。
南昌山の東の上り口にある、ぬさかけの滝はマイナスイオンを感じられる場所としてオススメです。
夏の暑い日も木陰で涼しく、自然をたっぷりと感じることができます。癒されたい時は、ぬさかけの滝に足を運んでみてはいかがでしょうか。
まずはふるさと納税の返礼品をきっかけに「矢巾町を知ってほしい」というのもありますが、今後は皆さまからいただいた寄附金がどのように使われているかということも、どんどん発信していきたいと考えています。
寄附金の使い道がわかり、全国から応援していただいていることが町民や事業者さんに伝われば「頑張っていこう」と、より活気が生まれます。
ぜひ矢巾町の今後の活動にも、注目してみてください。
宮沢賢治も愛したと言われている南昌山に、絶景のひまわり畑、豊かな自然のなかには温泉も湧き出ていて、小さい町とは思えないくらい、たくさんの魅力が詰まっていました。
今後は医療の最先端である岩手医科大学附属病院も移転予定とのことで、町の開発もどんどん進んでいきそうです。
盛岡市から車で30分とアクセスも良いので、みなさんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。