鳥取県の中部に位置する琴浦町は歴史的名所も多く、自然豊かな町です。
今回は、琴浦町役場のふるさと納税担当者の方に、インタビューをさせていただきました。ふるさと納税を始めた経緯や予定している取り組みをはじめ、人気の返礼品である蟹やフルーツなどの魅力について詳しくお伺いしました。
総務課 ふるさと納税担当 西本様
寄附の受付や返礼品に対する問い合わせの対応、商品発送の準備、寄附者の方向けのパンフレット製作、事業者に向けたふるさと納税に関する説明会の開催など複数業務を担当。
鳥取県の中部に位置する琴浦町は歴史的名所も多く、自然豊かな町です。
今回は、琴浦町役場のふるさと納税担当者の方に、インタビューをさせていただきました。ふるさと納税を始めた経緯や予定している取り組みをはじめ、人気の返礼品である蟹やフルーツなどの魅力について詳しくお伺いしました。
総務課 ふるさと納税担当 西本様
寄附の受付や返礼品に対する問い合わせの対応、商品発送の準備、寄附者の方向けのパンフレット製作、事業者に向けたふるさと納税に関する説明会の開催など複数業務を担当。
琴浦町では、平成20年より「琴浦町ふるさと未来夢基金」を開始しました。琴浦町にご寄附いただくことにより、美しいまちなみや豊かな自然を保存するため、また、次世代の子どもたちの育成を図り、高齢者が心和むまち、まちや人がイキイキと輝く夢のあるまちに育てていこうとの趣旨で始めたものです。
ふるさと納税は、琴浦町の貴重な財源になることはもちろんですが、ご寄附いただくことで地元の事業所さんや生産者さんといった皆様に還元できる点や、ポータルサイトを通じて琴浦町の特産品を全国に発信できるといった部分にも、大いに魅力を感じ、積極的に力を入れています。
ふるさと納税の返礼品の数は年々増加し、平成31年4月(取材時点)には140を超えました。毎月のように登録数が増えています。寄附者の方からの反響を受けて事業者さん側も「より良い返礼品を!」と、意欲を出してくださっていると感じます。
また地元の生産者さんや事業者さんからは「ふるさと納税をきっかけに、直接商品をご注文いただいた」といった嬉しい声も聞いています。
琴浦町では、返礼品をお届けする際には、リーフレットを同梱しているのですが、率先して自分たちでリーフレットを工夫、製作される事業者さんも出てきていますね。
ふるさと納税制度は、全国に商品をPRするチャンスだと捉え、積極的に頑張っておられる事業者さんが増えているように感じます。
琴浦町では、寄附者の方に次の4つの事業から使い道を選択していただく仕組みをとっています。
・次世代を担う子どもたちを育成する事業
・地域の活力を創出するための事業
・美しい自然環境を守る事業
・長寿社会に対応した心優しい福祉事業
たとえば平成30年度を例に挙げますと「次世代を担う子どもたちを育成する事業」の一環として、中学校にクラリネットを新たに購入したり、保育園に遊具を設置したりといった部分に活用させていただきました。
またICT教育推進に向けた小中学校へのタブレット端末の導入も行っています。
まちの活性化、公共施設などの修繕、福祉事業など、いただいた寄附金の活用範囲は多岐にわたります。
「船上山さくら祭り」や「白鳳祭」といった地元のお祭りへの支援、子どもや高齢者の方への予防接種なども、そのひとつです。
鮮やかな紅色が特徴の「紅ズワイガニ」や鳥取県を代表する冬の味覚「松葉がに」など、琴浦町ふるさと納税返礼品人気No.1を誇る蟹。
ボイルの場合、ほぼ1年を通して食べていただくことが可能です。
期間限定ではありますが、生の蟹の人気も高いです。
種類によりますが、発送時期は概ね11月ごろです。鮮やかな色合いは、お正月の一品としても大いに好まれます。
ただ、年末年始は発送不可となっておりますので、少し早めのお申し込みをお願いいたします。
鳥取県を代表するフルーツのひとつ、梨。
日本海の潮風と琴浦町の肥沃な土壌もまた、梨づくりにおいて最高の条件が揃っています。
約100年の歴史を持つ「二十世紀梨」は、酸味と甘みのバランスが取れたさわやかな味とシャキシャキとした食感が特徴です。
日本国内への出荷はもちろん、台湾・香港・アメリカなど海外にも輸出しています。
梨と言いますと、赤梨と呼ばれるオレンジっぽい梨をイメージされる方が多いかもしれませんが、梨にはさまざまな品種があります。
たとえば、鳥取県が開発した梨の品種「新甘泉(しんかんせん)」に加え、「あきづき」「王秋」「秋栄」など。それぞれ味に特徴があるため、返礼品の中で食べ比べしていただきたいですね。
梨の食べ比べをしたい方にとくにオススメしたいのが「琴浦のおもて梨リレーセット」です。
8月中旬〜下旬から11月中旬〜下旬にかけて「秋栄」→「新甘泉」→「二十世紀梨」→「新興」→「王秋」と、5種類の梨をリレーのように次々とお届けします。
鳥取県民のソウルドリンク「白バラ牛乳」を生産販売しているのが、琴浦町にある「大山乳業農業協同組合」です。ほんのりとした甘さとスッキリとしたあと味が特徴で、ごくごく飲めると好評です。
良質な牛乳からつくられるアイスクリームやシャーベットは、濃厚ながらコクもあり、かつあと味がスッキリしています。その中でも、ぜひオススメしたいのが、二十世紀梨を使ったシャーベットです。生の梨は、お届けできる期間が限られていますが、シャーベットであれば1年中お楽しみいただけます。
アイスクリームと二十世紀梨を使ったシャーベットに加え、牛乳・カフェオレ・ヨーグルト・チーズといった乳製品の詰め合わせセットも好評です。
琴浦町には、梨以外にもさまざまなフルーツがあります。
たとえば琴浦町・東伯地区特産の「がぶりこ西瓜」は、表面の皮が黒いとてもユニークなスイカです。
一般的なスイカよりも糖度が高く、種が少なく「ガブリ」と食べられることから「がぶりこ」と呼ばれています。
箱を開けてみると黒いスイカにびっくり。
切ってみると色合いが鮮やかでびっくり。
食べておいしくてびっくり、と3回驚くスイカです。ギフトとしてもお使いいただきたいですね。
そのほかにも、40年以上の歴史を持つ「エリザベスメロン」や「ブルーベリー」、種なしピオーネ「ワルツのしらべ」など、自信を持ってオススメできるフルーツがあります。
琴浦町の返礼品一覧はこちら
平安時代初期、山岳仏教が栄えた頃から修験道の山となっていた船上山。1333年には隠岐を脱出した後醍醐天皇が伯耆国名和に上陸し、名和長年に迎えられました。奪還するため、後を追ってきた隠岐守護の佐々木清高との戦いの舞台となったのが、船上山です。船上山合戦では、後醍醐天皇軍が見事勝利を納め「建武の新政」の礎を築くこととなりました。
春には「万本桜公園とさくら祭り」や山菜とり、夏にはキャンプや登山、秋には紅葉と四季折々の風景を楽しむことができます。年間を通じて訪れる人が多い山です。
さらに、平成26年にはふるさと納税制度を活用しクラウドファンディング事業を実施。「船上山万本桜公園復活事業」と題し、桜の植樹を行いました。大切に育てている最中の桜を見に、ぜひ船上山へお越しください!
B級グルメ業界で人気の高い「牛骨ラーメン」の特徴は、牛の骨で出汁をとっていることです。牛ならではの香ばしい香りにコクと旨味が合わさったスープは、あっさり飲み干してしまう方も多数いらっしゃいます。
半世紀以上の歴史を持つ「牛骨ラーメン」。初めて食べる方にもどこか懐かしさを感じる味です。ぜひご賞味ください。
琴浦海岸の西側、花見海岸は「ごろた石」と呼ばれるだ円形の石が集まっている自然海岸です。石が波でもまれることで「カラコロカラコロ」と独特な音を立てる、珍しい海岸として人気があります。
「音がよく鳴る=よくなる」、つまり、体調がよくなる、縁がよくなる、仲がよくなる、成績がよくなるといったゲン担ぎスポット、パワースポットとしても注目されています。
美しい夕日と共に、鳴り石の音をご堪能ください。
多くの方々から寄附をいただき、リピーターになってくださった方、琴浦町に行ってみたいといった声を届けてくださった方がいらっしゃることは、琴浦町として大変励みになります。今後も、琴浦町のファンを増やすため、ふるさと納税制度を積極的に活用したいです。
また、平成30年度から、寄附金の使い道に関する活用結果を寄附された方にお送りする取り組みを始めています。返礼品をお届けして終わりではなく、実際の活用についても知っていただきたいとの思いです。
琴浦町としましては、いただいた寄附金をどのように活用していくかは今後の課題です。寄附いただいた方に賛同いただける事業をつくり、今後も継続して応援してもらえるようなまちづくりをしていきたいと考えております。
また、今後の取り組みとしまして「地域の活性化を行うふるさと未来応援補助金」を創設予定です。今度も、町を元気にできるような新しい取り組みを考えてまいりますので、どうぞ応援のほど、よろしくお願いいたします。
琴浦町に関して何より驚いたことは、梨の品種の豊富さです。
今回お話をお伺いした西本さんも「私の家族の中でも好きな梨がそれぞれ違います。」とおっしゃっていました。
食べ比べをしながら、自分好みの梨を見つけるのも楽しそうですね。
また「返礼品を送っておしまい」ではなく寄附金の活用事例をお届けし、継続的な関係性を目指されている点も、魅力的に感じた部分のひとつです。
自然、歴史、B級グルメとさまざまな角度から楽しめる琴浦町、一度足を運んでみたいです。