今回は日本三大神宮の一つである鹿島神宮を有し、Jリーグ鹿島アントラーズのホームタウンとして名を馳せる茨城県鹿嶋市役所の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。人気の返礼品であるお米や鹿嶋の魅力についてお伺いしました。
政策企画部 財政課 嘉納様
地元業者・委託業者との契約処理から寄附受付、ワンストップ特例申請書の受付など、ふるさと納税に関する業務を幅広く担当。
ふるさと納税制度が始まった当初、他市町村の動向を考慮した上で、市の知名度の向上、市内産業の活性化及び交流人口の増加を主な目的に、本市においてもふるさと納税に注力するようになりました。
ふるさと納税制度を積極的に活用したことにより、地元産業の魅力的な返礼品の押し出しに成功。鹿嶋市の新たな魅力発見に繋がりました。寄附金は、鹿嶋市の重点事業に活用させていただき、鹿嶋市の発展にも多大な影響を与えています。
鹿嶋市では、寄附金を主に3つの重点プロジェクトに活用しています。
鹿嶋市は、Jリーグ「鹿島アントラーズ」のホームタウンとして、また2019年の国民体育大会茨城大会、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会のサッカー会場をはじめとするさまざまな大会の中心として、県内外、世界から注目を集めているまちです。
スポーツ施設の充実、施設周辺エリアの振興やプロスポーツ選手との交流事業の推進、スポーツ・ツーリズムの推進を通じた地域活力の創出などに取り組んでいます。
鹿嶋市では「子育てするなら鹿嶋市で!」を合言葉に、福祉・医療・保健・教育の充実,子育てしやすい住環境の整備などを進め、安心して子どもを産み育てられる環境づくりに取り組んでいます。
鹿嶋市では「鹿嶋市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、「人口減少と地域経済縮小の克服」「まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立」に向け、移住・定住の促進や公共交通網の充実、観光・農業・漁業等の既存産業の更なる振興等に力を入れています。
お盆過ぎから稲刈りが始まる茨城県。関東地方の中で、最も早く新米が食べられる地域でもあります。茨城県の「つくば農業研究センター」にて開発されたミルキークイーンは、鹿嶋市の返礼品人気No.1の品です。
ミルキークイーンと他のお米との大きな違いは、アミロースの含有量の少なさにあります。粘りが強く、もちもちとした食感がある、冷めても硬くなりにくいといった特徴を持ちます。「冷めてもおいしい」「お弁当やおにぎりに向いている」と言った評価も高いです。ぜひ、鹿嶋市自慢のお米をご賞味ください。
太陽の光が降り注ぎ,太平洋側からの海風が吹き抜けるなか,丁寧に育てた「かしまし豚(SPF)」は,きめ細やかでやわらかい肉質が特長です。
恵まれた自然環境に加え,飼料には麦類やウコン,海藻,ガーリックなどを配合。さらに豚舎への衛生管理を徹底。品評会での受賞歴も多数あり,”かしましい”ほど,アピールするポイントが多いブランド豚です。
干し芋の全国シェア率NO.1の茨城県。日照時間が長く、乾燥した空気の鹿嶋市では、干し芋づくりが盛んに行われています。
返礼品として人気の干し芋を加工・販売しているマルセ物産は、元々サツマイモ農家でした。だからこそ、原料となるサツマイモにかける情熱は半端ではありません。苗づくりから加工・販売まですべてを自社でおこなっています。
甘味料、保存料といった添加物を一切使用せず、時間と手間をかけてつくりあげた干し芋は、まさに絶品。砂糖不使用のため、芋本来の自然な甘さが感じられます。さらに、安全性と美味しさにこだわるマルセ物産では、すべての作業が手作業で行われます。
玉豊、紅はるかの2種類をご提供。甘くてしっとりとした美味しい干し芋をぜひご賞味ください。
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神武天皇元年創建の鹿島神宮は、武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)を御祭神とする神社です。神武天皇の窮地を救った武甕槌大神。天皇は感謝し、武甕槌大神を勅祭されたとの言い伝えがあります。
中世以降は、源頼朝、徳川家康といった武将からの尊崇を集め、「武神」として仰がれるようになりました。現在も、鹿島神宮では武道の神様である武甕槌大神の御神徳にちなんだ「武道守」や「勝守」が授与されています。
鹿島アントラーズは、鹿嶋市に本拠地を置くサッカークラブです。国内三大タイトル(J1リーグ・Jリーグカップ・天皇杯全日本サッカー選手権大会)において最多優勝を誇り、また、AFCチャンピオンズリーグ2018のタイトルと合わせ、国内最多となる20冠を誇ります。
鹿嶋市にお越しの際は、鹿島アントラーズのホームスタジアムである「茨城県立カシマサッカースタジアム」にて、試合観戦をお楽しみください。
鹿島アントラーズのホームタウンである鹿嶋市は、スポーツを中心に、かつ食に対するこだわりを持っておられると感じました。カシマサッカースタジアムへは、東京駅からもバスが出ているため、観戦の際のアクセスも良好です。
また、鹿嶋市の特産品は、お米、豚肉、干し芋だけではありません。とくに私が気になったのは、鹿島神宮内から湧き出ている御神水を使ったクラフトビールです。
食とスポーツの文化に満ち溢れたまち、鹿嶋市。みなさんも、ぜひ一度足を運んでみてください。